平成27年、青森県十和田市と姉妹都市を締結してから30周年となる節目の年となりました。これを記念し、十和田市より青森県の伝統工芸品である「南部裂織」が寄贈されました。土佐町役場本庁1階に展示しています。また、道の駅土佐さめうらに十和田市の花である桜の記念植樹も行われました。
~南部裂織~
さきおりとは、横織りの技法のひとつで、江戸時代に中国から日本に伝わり、裂れを大切にする女性の手仕事として人々の暮らしを豊かにしていました。雪国では、綿の栽培は難しく、北全船で運ばれた木綿や古手木綿はとても貴重でした。綿は大切に使われ、はぎれも粗末にせず、重ねて刺し子にしたり、最後には裂いて地機で経て糸に麻糸を張り、緯糸にとの裂いた布を織り込み、夜着、仕事着、帯、前かけ、炬燵がけなどを作っていました。十和田市の「南部裂織」は、赤・黄・緑とあざやかな市松模様が特徴です。